確定拠出年金って節税できるんですか?
こんにちは!
浜松市でお金を活かす 会員制 FP事務所
ギフトユアライフ浜松の鈴木幸子です!
今回は、老後資金の準備に最適な国の制度
確定拠出年金についてご紹介します。
確定拠出年金には大きく2つのカタチがあります。
会社が主導となって、退職金や年金準備の仕組みを用意してくれる
「企業型確定拠出年金」(選択制確定拠出年金も含む)
個人で活用する「個人型確定拠出年金」
今回は、2017年1月より制度の対象者が拡充されることが決まり、
ほぼすべての日本人が加入できるようになる「個人型確定拠出年金」を中心に、お伝えしていきます。
ところで、確定拠出年金でなぜ節税できるのか?
私の考えですが、国が制度をお勧めする方法として、減税が効果的だからだと思います。
税金の仕組みを変えることで、未来に向けての国の姿勢を読み取ることができます。
例えば、住宅ローン減税。これをきっかけに家を建てる方も居るのではないでしょうか?
家を建てる人に対して10年間、最大400万円の税金を返してくれます。
住宅は多くの企業が関わって建てられています。
経済効果を考えると、景気対策に適しているんだと思います。
ちなみに「減税」は「税金の割引」ですから、
今の段階で税金を納めていない人は「割引」もないです。
そして、減税は「所得控除」や「税額控除」というカタチで行われます。
「控除」聞きなれない言葉かもしれませんが、
国が「生活に必要だよね!」ということで、 売上や給料から
「引き算していいよ」と必要経費として認めてくれているお金のことです。
「所得控除」は、売上や給料から引き算していい必要経費、
「税額控除」は、納める税金から引き算していい必要経費。
確定拠出年金のメリット
①確定拠出年金の掛け金は、
この「所得控除」の対象となるので節税できる、ということになります。
ちなみに住宅ローン減税は、税金そのものが返ってくる「税額控除」です。
所得控除には基礎控除、給与所得控除、課税所得はそれぞれ違います。
サラリーマンが課税所得を知るには、
年末の源泉徴収票の「所得控除後の金額」の欄に書いてあります。
年収-所得控除(10種類以上)=課税所得(利益とみなされるのも)
基本的に税金は、利益にしか課税されません。
所得控除をわかりやすく言うと・・
年金や健康保険は必要よね!(社会保険料控除)
サラリーマンするのにも必要な経費あるよね!(給与所得控除)
奥さんや学生を養うお金も必要よね!(扶養控除)
寄付してくれてありがとう!(寄付金控除:ふるさと納税とかは、これ!)など。
そして・・
自分達で老後の準備をしてちょうだいね!(小規模企業共済等掛金控除)
この項目に、個人型確定拠出年金の一定額までが入ります!
割引額おおきいですよー!!
②運用益が非課税
運用によって生じた利益は非課税(利息・配当・分配金・売却益)
③受取るときにも節税できる。
年金受取りは「公的年金等控除」。
一時金受取りは「退職所得控除」
節税しながら将来の生活資金を準備できる仕組み。
まずは知るところから!
そして、まずは口座の開設など一歩踏み出してみましょう!