「争族」ってなに?
作成日:2016年08月29日(月)
こんにちは!
浜松市でお金を活かす FP事務所
ギフトユアライフ浜松 鈴木幸子です。
相続にイメージってどんなものでしょう?
経験された方によって大きな差がありそうです・・。
今回は、なぜ「争う」「一族」が発生してしまうのか考えてみます。
「争族」とは、相続で家族が壊れてしまう、不幸な現象。
「争族」の原因
そもそも親が遺産分割対策をせずに亡くなると「争族」になる可能性が高い。
具体的には・・・
①換金できない財産が多いため、法定相続分通りに分けられない!
→基本は不平等なものとわきまえること。
そもそも財産は誰のもの!?
→親のものです。なので親がしっかり分けておかなくては、
もめごとの種になるんですね・・。
年間128万人が死亡しています。
世代交代を迎える相続財産は約50兆円、国の税収に匹敵します。
実はその半分が分けられない不動産なんです!
②家督相続と平等相続のギャップ
昭和23年に民法が変わり、家督相続廃止。
家制度や財閥を解体するのが目的ともいわれています。
現在70歳代の方々にとって、
「家は長男が継ぐものだ、財産は長男のものだ!!」
という考え方、が当たり前という感覚。
亡くなる前に財産の行く末を決めるなんて、
亡くなることを前提に何かを決めるなんて、、、
「嫌だ!」という感情もあるし、
「どうしたらいいんじゃ??」という不安や、
「めんどくさい、勝手に分ければいい」
という投げやりな気持ちにもなる。
なによりも、
③今!!何も困っていない!!
「そのうち、そのうち~」
気が付かけば身の回りのことも面倒な年齢になったり、
認知症になってしまたり…。
④相続の専門家が不在。
税金が掛かる人は10%以下、税理士は税金の計算が仕事。
司法書士は土地の登記など。
行政書士は行政への各種申請業務。
士業の人たちは、それぞれ作業を行ってくれる人たち。
でも、相続って相談に乗る人が必要なんです!
今までの家族の歴史や関係性、子どもたちへの思い
そんなことをお話して頂く。
その思いも含めて、財産分与に関する要望を伺っていく。
遺言にはしっかりと子どもたちへの思いを書いてもらう。
遺族にとって、財産の多い・少ない、は「愛情の差」と認識することがある。
こうなると、金額の大小問わず、感情のぶつかり合いになってしまう。
心のバトンを後世に渡す、そんな気持ち遺産分割対策ができるよう専門家が必要です。
現在、私は相続診断士としての活動をしています。
9月22日に静岡新聞びぶれ主催ワンダフルライフ2016に参加予定です。
3分でできる相続診断シートに回答→相続の緊急度・危険度を診断し、
その場で30分の無料相談を行います。
いつかやらなきゃな・・・は、「今でしょ!」(^^♪